イーサリアム(Ethereum)とはどのような仮想通貨なのでしょうか?

イーサリアムの通貨はイーサ(ether)です。ETHとも表記します。

よく 「ETHは分散コンピューティングのガソリンの様なもの」と言われますが、どういうことなのでしょうか。それをひもといていきます。

イーサリアムは分散コンピューティングのプラットフォーム

イーサリアムはブロックチェーンを使った分散アプリケーションを作るためのプラットフォームです。

プラットフォームとは?

プラットフォームとは何?という人の為にわかりやすく、iPhoneのアプリを例に説明します。

iPhoneのアプリはiPhoneで動かす為に必要な仕組みが諸々必要です。(AndroidのアプリをiPhoneに入れても動きません)

そんな仕組みを開発者がそれぞれ作っていたら大変なので、アップルが「この仕組み上で作ってね」というプラットフォームを用意しています。

iPhoneアプリを作りたい人は、このプラットフォームを使えば自分が作りたい機能に専念できるわけです。

つまりプラットフォームとはアプリケーションを簡単に作る事ができる土台です。

ブロックチェーンという仕組みも、開発者がそれぞれ作るのは大変です。イーサリアムを使うとブロックチェーンを使ったアプリケーションを簡単に作る事ができます。

イーサリアムのもう一つの利点 (実はこっちが大事)

実は、イーサリアムにはブロックチェーンのアプリを簡単に作られるという点以外にも重要なメリットがあります。(そして、こちらの方が重要です)

頑張ればの話ですが、技術的には誰でもブロックチェーンを使ったアプリケーションを作ることができます。

もし、それで多種多様なブロックチェーンが構築されると、利用者があちこちのブロックチェーンに散り散りになってしまう事になります。実はこれがブロックチェーンではデメリットなのです。

ブロックチェーンは、利用者がお互い監視し合うことで仕組みを保証していますので、利用者が多ければ多いほど信頼性が高くなります。逆に利用者が少ないブロックチェーンは使い物になりません。

ですので、いろいろなブロックチェーンができてしまい、利用者が散り散りになってしまっては、そもそもブロックチェーンの効力を発揮できません。

その解決策として、イーサリアムは一つのブロックチェーンの上に多様なアプリケーションを構築できるようにしました。

どのアプリケーションを使っても、イーサリアムのブロックチェーン自体はひとつなので、ブロックチェーンの利用者を一カ所に囲い込みやすい利点があるのです。

イーサリアムはある意味ブロックチェーンを使ったアプリケーション作りを統一したという意味で、非常に有望視されています。

イーサリアムの通貨イーサ(ether/ETH)について

ETHはイーサリアムでどのような役割を担っているのでしょうか?

実はイーサリアムでアプリケーションの処理をする時に ETH が消費されます。

例えば、イーサリアム上に「1+1」を計算するアプリケーションを作ったとします。(何の意味もありませんが、例えばの話です)
そこで「1+1」の計算を実行するのにETHが使われるイメージです。

このETHは、ビットコインと同じように処理をしてくれた人に割り当てられます。

アプリケーションの処理をする時に消費されるので、ETHはしばしば車を動かすガソリンに例えられるということです。

イーサ(ether/ETH)の価値

車を運転する人が増えればガソリンを欲しがる人が増えてガソリンの価格が上がるのと同じように、イーサリアム上に作られたアプリケーションを使う人が増えればETHの価値も上がります。

イーサリアムでは様々なアプリケーションの開発が見込まれていて、日本の大企業も研究をしているので、ますます人気は出るという意見もあります。