イーサリアムクラシックというのを聞いたことがありますか?ETCと表記されます。

イーサリアムクラシックとは何者なのかを見ていきましょう。

イーサリアムクラシックは昔のイーサリアム

イーサリアムは昔はひとつでした。

ある時、機能向上のためにバージョンアップすることになりました。

普通のシステムなら、管理する企業がちょっとの間システムメンテナンスとしてサービスを停止して、その間にバージョンアップして、またサービスを開始すればいいです。

しかしイーサリアムはブロックチェーンです。

誰か特定の企業が管理しているものではなく、不特定多数の人が同じルールの下お互いを監視しあうことで管理してしています。

ですので、バージョンアップするにはみんなが使っているイーサリアムを一斉にバージョンアップするのが最も効果があります。

逆に、一部の人だけバージョンアップして、残りの人は今までのイーサリアムを使い続けると、ブロックチェーンとしては繋がりのない全く別のイーサリアムが二つ存在することになります。

この分断が実際に起こってしまい、新しい方はイーサリアム、古い方はイーサリアムクラシックとなりました。

ブロックチェーンが分かれる事をハードフォークと言う

このようにバージョンアップする際に、ブロックチェーンのネットワークが分断されてしまうことをハードフォークと言います(フォークの先は分かれてますよね)

当然、ハードフォークが起こる時はかなり慎重に行われます。

イーサリアムの場合は、古いイーサリアムで大きな不正があったため、それをなかったことにするためにハードフォークが実施されました。

多くの人は不正がなかったことになる新しいイーサリアムを支持しました。

一方で反対意見もありました。
ちょっと難しいのですが、こういった手を入れること自体が、特定の管理者の存在を肯定し、ブロックチェーンの意義から外れるという意見でした。それで古いイーサリアムの支持者が一定量残り、結果としてイーサリアムクラシックというものが残るかたちになりました。

経済やコンピュータだけでなく、思想なども関わってくるので、なかなかに難しい世界ですね。
だからこそ面白みのある世界でもあります。